赤外線カメラで観る外壁の温度分布
2024.10.18.Fri
Matrice300RTK
こんにちは、ドローンクエストです!
今回は、ドローンの赤外線カメラを使用して建物のタイルを撮影するメリットについてお話しします。
赤外線カメラは、目視では確認しにくいタイルの浮きや劣化を効率的に発見するために非常に役立ちます。
赤外線カメラでタイルの浮きを判別できる仕組み
赤外線カメラは、物体の表面から放出される熱を検出し、その温度差を色の違いとして映し出します。
タイルがしっかり接着されている部分と、浮きが発生している部分では熱の伝わり方が異なるため、カメラで撮影すると温度の違いが色の違いとしてはっきり現れます。
例えば、しっかりと接着されている部分は熱が均一に伝わるため、同じ色で表示されます。
一方、浮きがある部分は熱の伝わり方が異なるため、周囲とは異なる色で映し出されます。
これにより、肉眼では確認できないタイルの浮きを迅速かつ正確に検出できるのです。
赤外線カメラで調査するメリット
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- 迅速な診断が可能 赤外線カメラを搭載したドローンを使えば、建物全体を短時間でスキャンし、タイルの浮きを一度に確認することができます。 これにより、目視や手作業での点検に比べて、圧倒的にスピーディに異常箇所を特定することができます。
- 安全性が向上 高層ビルや手の届かない場所のタイルの浮きを点検するには、通常足場を組む必要があり、時間と費用がかかるだけでなく、作業者にとってもリスクが伴います。ドローンを使えば、足場を組むことなく、離れた場所から安全に点検が可能です。
- 目視では見つけにくい問題を発見 肉眼でタイルの浮きを確認するのは非常に難しい場合がありますが、赤外線カメラはタイルの裏側の状況まで反映できるため、表面が見た目に問題がなくても、裏側の浮きを発見することができます。 これにより、修繕の必要がある箇所を早期に発見し、大規模な補修が必要になる前に対策が取れます。
- コスト削減につながる 問題箇所を正確に特定できるため、無駄な修繕を避けることができます。 タイルの浮きや剥がれを放置しておくと、最終的には大きな修繕が必要になりますが、赤外線カメラで早期に発見することで、修繕の範囲を最小限に抑え、コストを削減できます。
まとめ
赤外線カメラを搭載したドローンでタイルの浮きを撮影することで、見えない部分の問題も迅速かつ安全に発見することができます。
これにより、タイルの浮きによる事故を未然に防ぎ、建物全体の安全性を保つことができるのです。
ドローンクエストでは、赤外線カメラを使ったタイル点検も行っております。
タイルの浮きや建物の劣化が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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